知識人 2013 9 16
2013年9月15日の産経ニュース電子版には、このようなニュースがあります。
中国、知識人を続々と拘束 「温和派」の対日関係者・記者ら
中国の習近平政権が言論、思想への引き締めを一層強化している。
従来の言論弾圧に加え、体制をほとんど批判しない温和派とされる対日関係者や、
企業家、記者をも次々と拘束し、15日までに、その数は100人を超えたといわれる。
「外国人と親しい関係にあったり、人権の尊重など、
欧米の価値観に共感を持ったりする知識人が集中して狙われている」と言い、
強い懸念の声が上がっている。
また、米国や台湾をよく訪問している中国政府系シンクタンクの研究者も、
先月末から連絡が取れなくなり、拘束された可能性が高いという。
一連の拘束について、北京の知識人は、
「『中国の夢』という民族主義をあおるスローガンを掲げて登場した習近平政権にとって、
外国の立場や価値観を理解し、それを国内で説明する知識人は邪魔な存在だ。
見せしめとして何人かを拘束し、黙らせることが目的では」と分析する。
(引用、以上)
こうした問題について、
産経ニュースは何度も何度も取り上げています。
日本では、産経新聞は、保守系の新聞です。
先日、私が、「リベラル派の特徴は、自国の人権問題には、うるさいが、
外国の人権問題は、見て見ぬ振りをする」と書いたので、
「人権問題については、保守派の自分たちが頑張らなければならない」と思ったのでしょうか。
リベラル 2013 7 27
今年の1月から3月ぐらいだったと思いますが、
安倍政権の動きを見ていると、
「オバマ政権をよく理解していない」と思いました。
アメリカの民主党は、リベラルです。
その民主党の中でも、「オバマ氏は左寄り」と言われています。
こういうことを書いても、ピンと来ないかもしれません。
もう少し書きましょう。
先日、日本の社民党の党首が、選挙を振り返って、
「リベラル勢力の結集の軸になりたい」という趣旨の発言をしていたと思います。
これで、リベラルと言われている人たちが、
喜ぶことや嫌がることについて、見当がついたでしょう。
共和党の不満 2013 3 10
書名 アメリカの新・中国戦略を知らない日本人
著者 日高 義樹 PHP研究所
日高氏は、アメリカのハドソン研究所の主席研究員です。
同氏が得意とするインタビューは、主に共和党関係者が多い。
つまり、この本は、共和党の不満を代弁しているということです。
要約すると、日高氏の言いたいことは、こういうことでしょう。
日本の民主党政権が終わって、親中政権が、ひとつ減った。
しかし、親中政権が、もうひとつ残っている。
それは、アメリカのオバマ政権である。
オバマ氏自身は、合理的でビジネスライクな人であるが、
その取り巻きが、親中派の人たちばかりである。
あるいは、中国に対して親近感を感じている人たちだ。
私が、この本を読んでいると、
そういう感じを強く受けるのです。
目次からして、インパクトがあります。
「黒人とヒスパニックにホワイトハウスが乗っ取られた」
「オバマの政治力が弱体化し、社会主義政策が失敗する」
「アメリカは、尖閣列島で戦う」
「オバマ政権は混乱し、中国派が敗退する」
「アメリカは、中国の通貨操作を許さない」
「アジア軍事同盟が、帝国主義の中国を包囲する」